「それはエキスパンションジョイント」
建築の専門用語ですが、カタカナ語として気になったので調べてみました。
初見ですらっと読むのは難しい。
<エキスパンションジョイントの意味>
※引用元:http://www.kaneso.co.jp/seihin/MX66TRF.htm
これは、
「構造物相互を緊結せずに接続する方法。
熱膨張や収縮,地震などによる振動に対して,
構造物に応力が生じないようにするために用いる。」
by大辞林
というものです。
Wikipedia「エキスパンションジョイント」の
「異なる性状を持った構造体どうしを分割して
力を伝達しないようにする継目のことをいう。」
もわかりやすい。
建築には詳しくないため引用しました。
例えば、2棟の建物を渡り廊下等で連結している場合、
がっちり引っ付けると運命共同体のようになってしまうので、
隙間を設けてバラバラに動かし、共倒れや無理な力が加わらないようするために使われるようです。
隙間があると危ないので、その隙間を残しつつ外観上は隙間が無いようにするのが、
エキスパンションジョイント。
さて、個人的に気になるのは「エキスパンション」。
英語では「Expansion」となり、「伸縮・拡張・拡大・膨張」という意味となる。
「ジョイント(joint)」は「継手・接合個所・継ぎ目」。
二つを合わせると「伸縮継手」となり、いわば可変型の継手という意味になります。
隙間の大きさが変わっても問題なく外観上の隙間を無くせるのが特徴。
あえて建物を揺らして地震に強くする設計をしているので、
このエキスパンションジョイントは当たり前の建築仕様のようです。
ガッチリしてそうで、意外と隙間だらけ。
今後はそんな目で建物を見るようにしていきたい。
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以上、エキスパンションジョイントの意味でした。