意味ブロ - ちょっと難しい言葉の意味まとめ

なんか最近よく使われるけど、この漢字の意味は何?そんな問題を解決するブログです。
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「江渡防衛相が再任を固辞」

選挙後や年末に見かけることが多くなる言葉です。
意味がわかりにくい「辞」を詳しく説明します。


<固辞の読み方>

これは、

「こじ」

と読みます。


<固辞の意味>

これは、

「かたく辞退する」

という意味になります。


「絶対にやらない!」と強く辞退することを意味します。
なお、「辞退」というのは「権利や地位などを遠慮して放棄する」という意味です。
冒頭の例文は、再任を勧められたが遠慮して強く断ったという意味になります。


不要と言われそうですが、
「固辞」の漢字それぞれの意味と語源・由来を説明します。

「固」は「かたい」という意味の漢字。
字源は「口=神に祈る詞を入れた器」と「それに蓋をする盾」、
さらにそれに「囲い」を付けた図を表します。
大切なものを厳重に守るという意味から「かたい」という意味になり、
さらにその厳重な守りでずっと変わらないさまから「固定」「固体」などの意味で使われます。

「辞」は「ことわる、やめる、言葉」という意味の漢字。旧字体は「辭」。
字源は「糸の乱れを両手で直す図」と「辛=神に対して弁解する」という漢字の組み合わせ。
「糸の乱れ」は「乱」を表し、その乱に対して神へ弁解する意味となります。

中国では裁判用語として「辞」が使われ、
異議を述べることや、弁護人の主張など、裁判官へ述べる弁解等の意味で使われました。
それからいろいろ意味が転じて、
「自分の意見を伝える言葉、断る、辞める」などの意味になりました。

自分の意見を伝える言葉ということで、
「辞令」や「辞書」など様々な意味として使われています。


二つを合わせると、「自分の意見を言いかたく断る」という意味になります。
いろいろと理由を言ってやめる場合に使われます。
よって、退職する場合は「辞める」となります。
何も言わずにやめる場合は「止める」と、そんな感じで使い分けましょう。


<固辞の使い方>

・彼は複数年契約に関しては固辞したようだ。

・続投要請を固辞した。

・就任に関しては固辞する意向を伝えた。


以上、固辞の意味でした。

強く辞退するという気持ちを伝えられる良い言葉です。
漢字は知れば知るほど便利に利用できるのですが、
そんな漢字の世界を勧めても固辞されるのが現代。
時代に合わせてほどほどに使っていきたい。


<次の言葉の意味も知ろう!>




「年賀状はもう書きましたか?」

という時期になってきました。
「賀」はこれからよく見る漢字なので意味を知っておきたい。


<年賀の読み方>

これは、

「ねんが」

と読みます。


<年賀の意味>

これは、

「新年を祝う」

という意味になります。


よって「年賀状」は「新年を祝う文書」となります。
「お互い新年を迎えることができて嬉しい」というものです。
去年はありがとう。また今年一年も頑張ろう。そんな気持ちで書くと良いでしょう。

「年賀」の漢字それぞれの意味と語源・由来を説明します。
ただ、それぞれ明確にはなっていないため、ある一説の説明になります。

「年」は「とし」という意味の漢字。
字源は「稲」と「舞い踊る男性」の漢字の組み合わせ。
稲の被り物を身に付け舞っている男性を表す図です。
これは農耕儀礼で、稲ができるのは年に一度なので、
「一年」を意味するようになりました。
実際、中国では稲が実る=一年と数えられていた時代がありました。

「賀」は「いわう、よろこぶ」という意味の漢字。
字源は「耜(スキ=農具)」と「口=神に祈る言葉を入れた器」と「貝」の組み合わせ。
農具である耜と、貝を神に奉げて祈る儀礼を意味します。
神への感謝の気持ちと、またこれからもよろしくという儀礼ではないかと思います。
そのため、「祝う」という意味の漢字になっています。

二つを合わせると、
「稲ができたことを祝う=今年一年を・新たな年を祝う」という意味になります。


そんな喜ばしいものなので、喪中の人には年賀はしません。
喪中の手紙(年賀欠礼)が届いたことは忘れずに年賀状を送るようにしましょう。



<年賀の使い方>

・2015年用年賀はがきを購入した。

・年賀状を発送した。

・年賀の品を持参する。


以上、年賀の意味でした。

上手くいった、いかなかったにせよ、正月を迎えられるのは嬉しい。
お金も大事ですが、健康なのが本当に大事だなと、歳を取るにつれ実感します。



<次の言葉の意味も知ろう!>




「頭の中で項目を反芻しながら話す」

よく難読語として登場する言葉です。
ただ、学校で狙うので本来の意味はよく知られていると思います。
その意味から転じて、というところを説明します。


<反芻の読み方>



これは、

「はんすう」

と読みます。


<反芻の意味>



これは、

「(牛・ヤギ・羊などが)一度飲んだ食物を口の中に戻し、噛み直して再び飲み込む」

というのが本来の意味。

噛み直すことでより細かく砕き、唾液によりさらに消化させるようです。
詳しくはwikipedia(反芻)へ。


この意味から転じて、

「繰り返し考え、よく味わう」

という意味でも使われます。
「何度も味わう」「何度も考える」そんな意味でも良いでしょう。


動物の話しで使われたら本来の意味ですが、
それ以外では「繰り返しよく考え味わう」という意味で考えると良いでしょう。


「反芻」の漢字それぞれの意味と語源・由来を説明します。

「反」は「かえす、そむく、そる」という意味の漢字。
字源は「崖(がけ)」と「手」の漢字の組み合わせ。
「崖をよじ登る」ことを表しており、「道に反することを行う」という意味になる。
「反対」のこと全般を意味する漢字です。

「芻」は「秣(まぐさ:牛や馬の飼料とする草)」という意味の漢字。
家畜の餌として刈り取った草のことです。
字源は「草」と「手」の漢字の組み合わせ。
「手で草を掴む」ことを表しています。

二つを合わせると「秣を反す」となり、
誰が?となると馬は反芻をしないので、牛やヤギ、羊になる。
「牛が秣を反す=吐く」という意味になります。

吐いてよく味わっているように見える。
人間についてはそんな思考に例えて使われます。


<反芻の使い方>

・この思い出を反芻しながら生きていきたい。

・テングザルの反芻行動を発見。

・生まれたアイデアを反芻して熟成させたい。


以上、反芻の意味でした。

良かったことは何度も思い出したい。
でも、「あの頃は良かった」など思い出してもあまり意味が無い。
「また楽しむために頑張ろう!」と前向きに考えていこう。


<次の言葉の意味も知ろう!>




「平昌五輪の分散開催論一蹴」

音読みを知らないと読めない言葉です。
でも、「就」が有名な漢字なので、
その通り読むと合っているのが漢字の良いところ。


<一蹴の読み方>

これは、

「いっしゅう」

と読みます。


アクセントは「い」です。
「蹴」は訓読みで「蹴る(ける)」と読みます。


<一蹴の意味>

これは、

「素っ気無くはねつける、軽く相手を負かす」

という意味になります。


簡単に言うと、「一蹴り(ひとけり)」ですので、
一発の蹴りでやっつける、そんな感じの意味となります。
冒頭の例文は、「そんな論は無い」と軽く全否定したものです。

「敵を一蹴した」など、よく使う文章だと思います。
「一蹴せよ」など、命令文としてもよく見ます。
ゲームなら良いですが、実際に命令されたら大変です。


「一蹴」の漢字それぞれの意味と語源・由来を説明します。

「一」は特に説明不要で、そのまま一を表す漢字。

「蹴」は「ける、ふむ、はねつける」という意味の漢字。
字源は「足」と「つける」という漢字の組み合わせ。
「足をつける」という意味になり、「ふみつける・ける」という意味になる。
また、その様から「はねつける」などの意味としても使われています。

二つを合わせると「一回蹴る・踏む」となります。


<一蹴の使い方>

・原告側が和解案を一蹴したため、裁判が続く。

・会見で健康不安説を一蹴した。

・ゴディン移籍の噂を一蹴。


以上、一蹴の意味でした。

どんな感じに断ったのか?などがすぐわかる言葉なので便利です。
ただその分、間違った使い方はしないようにしたい。

<次の言葉の意味も知ろう!>




「<ビートたけし>博多華丸・大吉は『老舗の味』」

難読ですが誰もが読める言葉。
これから何かと見る機会が多くなる言葉なので語源等を説明します。


<老舗の読み方>

これは、

「しにせ」

または、

「ろうほ」

と読みます。

ほぼ「しにせ」と読まれます。
「しにせ」については音読みでも訓読みでもなく、当て字です。
「ろうほ」は音読みです。


<老舗の意味>

これは、

「代々同じ商売を続けている格式・信用がある店」

という意味になります。


具体的に何年続けば老舗か?というのはありません。
40年程度でもそのジャンルを初めて成功させた先駆者であれば老舗と言われます。
逆に50年続けていても、酒造会社であれば若手とも言われます。

よって、その商売で格式があるかどうか?というところがポイントです。
歴史があり、信用がある、その商売の代名詞とも言える存在になれば老舗でしょう。
冒頭の例文の「博多華丸・大吉」については、「ベテランで信用がある」という意味になります。

<老舗の語源>

「老舗(しにせ)」の語源について説明します。
まず、漢字については当て字なので語源とは無関係です。

一応説明しておくと、「老」は「おいる、年寄り」という意味の漢字。
字源は「腰を曲げて杖をつく人の図=老人」を表す図です。

「舗」は「しく、みせ」という意味の漢字。旧字体は「鋪」。
字源は「金属」と「門環」という漢字の組み合わせ。
「門環」は門に付いてある取っ手を付ける土台のことです。
よって「金属の門環」という意味になる。

ここから意味が変化して、「甫」が「敷く」の意味になり、
「門に敷く=店」という意味になった。
いつしか「金」が「舎」に変化し、「建物に敷く」となる。

二つを合わせると、「老いた店」となり、
古くからある店を意味します。

<参考:門環>
monkan.jpg
※取っ手ではなく土台部分。


「老舗」の語源・由来についてですが、
元は「仕似す(しにす)」という言葉でした。

「仕」は「つかえる」という意味の漢字。
よって、「仕えて似せる」という意味になり、
店の伝統や技術を継ぐことを意味します。

「仕似す」は動詞であり、
これを「仕似せ」と「仕えて似せた」という形にしたものです。
連用形と言います。


ここまで知れば老舗の意味の理解は完璧でしょう。


<老舗の使い方>

・都内にある老舗蕎麦屋へ行く。

・江戸時代からある老舗の和菓子屋です。

・老舗メーカーとしての意地を見せる。


以上、老舗の意味でした。

良いものは長く愛されるので、良い物を作るというのは大事です。
しかし、良いものを維持する人間を育てることが一番大事と思います。
今の良い日本を育てるためにも、仕組みもいいですが、
やはり人を育てることを意識したいものです。


<次の言葉の意味も知ろう!>